旅もいよいよ最終レグです。ドロミテを出発し、オーストリアのインスブルックを経由して、ミュンヘンまで戻ります。
インスブルックまでの道は一部高速道路もありますが、牧草地帯の一般道路をのんびり走っていきます。週末で遊びに来ている人が多いのか、時々渋滞も発生しています。
昼過ぎにインスブルックに到着しました。

周りを山に囲まれた、可愛らしい街です。昨日立ち寄った、コルティナ・ダンペッツォの街に、少しドイツ寄りのテイストを入れた感じです。

「聖ヤコブ大聖堂」はこの街にふさわしい、優しい感じの教会でした。

大聖堂周辺を散策して、再び車でミュンヘンを目指します。
Googleマップに従って走りますが、我々が通ったのは、途中大きな湖が出てくるローカルな道で、時間は余分にかかった気がしますが、田舎ならではの、のんびりした街並みや、バカンスでにぎわう美しい湖を見ることができました。
ミュンヘン市内に入ると、民族衣装に身を包んだ大衆が歩道橋を渡るのが見えました。「オクトーバーフェスト」へ向かう群衆です。日本なら花火大会か野球観戦に向かうような人並みです。
ホテルにチェックインして荷物を放り込み、中央駅近くにレンタカーを返しに行きます。準備編で書いたように、フェストでホテルの値段が高騰しているので、今日の宿は中央駅から7駅離れたFeldmoching駅前の「Abasto Hotel」です。駅周辺の商業施設はこのホテルぐらいで、住宅地のベッドタウンでした。
Karlsplatzで無事レンタカーを返却し、3週間ぶりにカウフィンガー通りをマリエン広場に向かって歩きます。市庁舎が見えて来ました。何度見ても飽きない圧倒的な存在感です。

週末なのに人手が少ないのは、皆オクトーバーフェストに行っているからなのでしょう。現地に入ってから知りましたが、フェスタは「テレージエンヴィ-ゼ」という東京ドーム9個分の広大な広場が会場となり、ミュンヘンの6大ビアホールがそこに出店して開催されます。
当日入場券もあるようで見てみたい気もしましたが、若干旅の疲れもあるので見合わせることにして、通り沿いのPaulaner系のビアホールに入店。民族衣装をビシッっと決めたおじさんがいます。

Hellesビールとソーセージ盛り合わせを注文して、レンタカーでの3,200キロの旅の無事を祝いました。

折角なので他のビールも飲もうということになり、Karlsplatz寄りの「Augustiner」にハシゴしました。店の間口もまあまあ広いのですが、入ってみてびっくり。奥行きがあり、さらに大きなパティオ(中庭)もあります。さすが、ミュンヘンの歴史あるビアホールです。

フライドポテトをつまみながら美味しいビールを飲んで、さとみんと旅の思い出を語り合いながら、ヨーロッパ最後の夕食となりました。
明日、ミュンヘンを発ち、シンガポールにトランジットして、明後日帰国します。


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