準備編にも書きましたが、今回の旅は、節約のためにシンガポール航空のエコノミークラスで、羽田からシンガポールを経由してミュンヘンまで行きます。
羽田空港でユーロのキャッシュを調達しておこうと両替大手のT社のカウンターを見ると、1ユーロ181円!!円安もありますが、中値は172円台なので結構なボッタクリぶりです。イミグレ後にあるSBJ銀行(SBIの関係かと思いきや、韓国のシンハン銀行です)が177円台だったので、そちらで両替しました。最近ではほとんどキャッシュレスでいけますが、時々現金のみのレストランや売店があるので、若干のキャッシュは必要です。
羽田17:10発のSQ633便はほぼ定刻通り出発しました。シンガポールまでのフライトは6時間、トランジットが1時間で、そこからミュンヘンまでが12時間です。フライトは順調でミュンヘンには定刻より1時間ほど早く到着。アラ還にとって、エコノミークラスでの正味18時間の夜間飛行はなかなか疲れますが、今回は事前に用意したアイマスクと耳栓のおかげで、睡眠が比較的きちんととれました。
それでもやはりだるい身体を引きずり、バス停に行くためにターミナルビルを出ると外は本降りの雨。天気はどうしようもないとはいえ、気分が萎えます。ターミナル2のすぐ前にあるバス停1番からルフトハンザ空港シャトルバスに乗り(@往復20.5ユーロ)、45分ほどで中央駅に着きました。
今日・明日のホテルは、中央駅のすぐ南側にある「Aloft Munchen」です。まだ朝8時前なので、さすがにチェックインは無理だろうと思いながらも、ダメもとで頼んでみると、なんとOK。
こういうのは本当にありがた山です。受付の女性が女神のようにみえます。
部屋も広くて清潔で機能的です。駅前なので周辺環境が若干荒んでいる(ナポリより全然マシ)ことはありますが、オススメです。
1時間半ほど仮眠して外を見ると、すでに雨が上がり、青空も見えます。よしよし!!シャワーを浴びて髭剃ってさっぱりして市内散策に出発です。
市街地の中心にあるマリエン広場に向かってノイハウザー通りを東に歩いて行きます。
すぐにカールス門が現れ、そこから先は歩行者天国です。

金曜日とはいえ、平日の昼前なのに結構な人出です。
通り沿いにミヒャエル教会があるので立ち寄ります。外見が可愛らしく、内部は派手さは無いですが、白い漆喰のような造作がとても美しいです。

少し先に2本の高い塔が見えます。こちらはブラウエン教会。珍しい赤煉瓦の外観です。

教会からすぐのところに多くの人で賑わうマリエン広場があり、新市庁舎がそびえ建っています。
「新」とあるものの19世紀から20世紀初めにかけて建てられたゴシック様式の建造物で、年季の入ったその姿はとても荘厳です。ブリュッセルのグランブラスに雰囲気が似ています。

広場から少し南に行くとペーター教会があります。前出の2つに比べれば小ぶりですが、素敵な教会です。それにしても教会の数が半端なく多いです。日本の都市のコンビニのようにあります。
昼時になり、お腹が空いてきたので、教会近くの「Rischart」というカフェで、サンドイッチとカプチーノをいただきます。何気なく入った店ですが、1883年創業の老舗でした。我々は1階のスタンドバーで食べましたが、2階は素敵そうな広いテラス席になっていました。

少し先に賑わっている場所があるので行ってみると、「ヴィクトリアエンマルクト」でした。ここは1807年から続く常設の野外市場で、珍しいところでは何十種類ものマスタードを扱う店やピクルスの食べ歩きなどもあり、面白い場所です。

北に向かい「レジデンツ」へ行きます。
大規模な改修が行われていて、博物館への入り口がわからないまま、北側の庭園へ入りました。綺麗に整備されています。

入り口がわかりにくく他の観光客も迷っているようでしたが、庭園西側の道をマリエン公園に戻ったところにありました。入場料@10ユーロを支払うと無料で日本語の音声ガイドも貸してくれます。「レジデンツ」はバイエルン王家の繁栄ぶりがよくわかる巨大な宮殿で、豪華な調度品や絵画が飾られた部屋が、これでもかというぐらい続きます。最初は音声ガイドを聞きながら丁寧に見ていましたが、レッドアイの我々には2時間ほどが限界でした。

フライトの疲れもあるので、今日は軽めの活動で早めに夕食をとることにして、ビアホール「Hofbrauhaus」に行きました。巨大なビアホールです。

16時過ぎですが既に多くの人がビールを楽しんでいます。街中のレストランでもそうですが、食事をする人は少なく、コーヒーでも飲むような感じで、ビールを飲んでいます。
店員が席まで案内するのではなく、空いてる席に勝手に座り、近くにいる店員にオーダーする要領です。トップレフトに記載のある定番ビールと、ポテトサラダがついたソーセージを注文しました。ビアホールはすぐにビールが運ばれてくるのが良いです。

ヨーロッパに着いて初のビールで乾杯!思わず笑顔になります。
個人的にはもう少しコクとキレがあった方が好みですが、美味いです!!ソーセージも食べやすい味でビールによく合います。
ホテルまで徒歩で20分以上あるので、ここでは追加注文はせずに軽めに済ませ、夕暮れが始まった街並みを見ながら、ほろ酔い気分でホテルに向かいます。長続きはしませんが、疲れた時には少し酒を入れた方が体が軽くなって気持ち良くなります。
まだ飲みも食事も足りていないので、ホテルにリュックを置いて、すぐ横にあるレストラン「Munchner Steuben」に入りました。ビール(PaulanerのHelles)とフレンチフライを注文。こちらも美味いです。気分良く飲んでいましたが、時間は19時で日本時間は午前3時。リラックスすると眠気がやってきました。長居をせずにお勘定してホテルに戻りました。
明日もミュンヘン観光です。
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