Day10はまず「石見銀山」へ行きます。
出雲から車で日本海沿いを1時間ほど走ります。ネットなどを確認しても、石見銀山のどこからアプローチするのが良いのかよく判らなくて、とりあえず中間にある「石見銀山公園」に行き駐車場に車を停めました。
ここからメインの坑道「龍源寺間歩」までは徒歩45分かかり、カートはありますが往路はここには停まらないので、停留所まで少し歩く必要があります。そもそもこのカートは、わずか6人乗りで30分毎しか運行されていないため、待ち時間が長くなります。どうしようかと考えていたら、10分ほど待てば、わずか@500円でガイドツアーがあるとのこと。全て徒歩で2時間ほどかかるようですが、せっかくここまで来たのでじっくり見てみようと思い、申し込みました。
このガイドツアーがとても楽しくて、大正解でした。正直申し上げて、ガイド無しで参観しても、長い山道を歩いて、狭い坑道を歩くだけになるので、多分面白みに欠けると思います。

我々のガイドは郷原さんという方で、時折面白いダジェレや質問を交えながら、銀山の歴史や遺構、石見の銀がどのように世界を流通していたかなどを丁寧に説明していただき、あっという間の2時間でした。石見銀山ではガイドをつけることを強くお勧めします。

銀山を見た後は、昔の街並みが残る街道を散策しました。当時の雰囲気をなるべく残すべく、あまり観光地化されておらず、見方によっては物足りなく感じるかもしれませんが、のんびりした良い雰囲気でした。

銀山を後にして、萩へ向かいます。銀山で時間を使ったので、萩到着は夕刻になりました。
街の西側にある、「萩反射炉」と「造船所跡」を見てから、ホテルにチェックイン。ちょうど城下町周辺で「竹灯路物語」というイベントをやっていたので、行ってみることにしました。
通りの傍を竹灯籠がほのかに照らし、なかなか風情のある風景です。

少し散歩したあと、夕食はレストラン「こづち」へ行き、当地で「ぼてこ」と呼ばれているカサゴの煮付けと地酒などを美味しくいただきました。
Day11の午前中は萩の市内観光です。朝イチは毛利の廟所がある「東光寺」と「松陰神社」へ。
東光寺は古い山寺という感じでしたが、寺の奥まったところにある廟所は、多くの灯籠が並び、厳かな中にも迫力を感じる空間でした。

松陰神社の中にある「松下村塾」は本当に小さくて質素な教室ですが、ここで松陰から教えを受けた伊藤博文や高杉晋作などの若者達が、明治維新で活躍しています。吉田松陰もまだ20代でした。国の動乱機に理想を求めて立ち上がった若者達が、新しい国を作ったと思うと感慨深いです。

他にも「伊藤博文別邸」、「木戸孝允旧宅」などを見学してから、これもちょうど開催されていた「萩焼祭り」を見て、昼食に萩市民のソウルフードとも言われている「どんどん」の肉うどんを食べて、萩を後にしました。
岩国への途中で、「秋吉台」へ立ち寄りま下。ここも小学校の社会のテスト問題に何回も出てきた記憶があるので、一度見てみたいと思っていました。
絶景感はありませんが、多くの観光客で賑わっています。

再び岩国を目指して、山陽道を東に向かって走ります。明日は広島へ行き、明後日には再び九州に行くために西へ向かって走るのですが、なぜこんな非効率なルートにしたかというと、3連休のため、広島で適当な宿が予約できなかったのでした。
岩国の「錦帯橋」につきました。錦川にかかる木造の橋が美しいです。

ヨーロッパで石造りの素敵な橋をいくつか見て来ましたが、木造ならではの趣きがあります。

橋を渡り、対岸からも橋を眺めたりしてから、市内に移動してホテルにチェックインし、夕食に出かけます。明日の夕食は広島で友人とフレンチなので、今日は岩国ですが広島焼きを食べようということになり、食べログ100名店の「そば玉や」へ。おすすめの「そば肉玉」の広島焼きをビールと一緒に美味しくいただきました。



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