今日は佐渡島観光です。
早起きして新潟港まで車で走り、新潟港7:55発、両津港9:02着のジェットフォイルで佐渡島へ向かいます。日帰りですが、帰りの便は16:25発で滞在時間は7時間余りあるので、佐渡金山見学をして、たらい舟に乗れればいいやぐらいの軽い気持ちでいましたが、これが甘々でした。
フェリーターミナルで佐渡島の路線バス時刻表を確認すると、便数が少なく、路線バスで金山とたらい舟を回って帰路のフェリー時間に間に合わせるのは、ミッションインポッシブルであることがわかりました。イーサンハントならここで何とかするのでしょうが、「金山が見れれば良いんじゃない」ぐらいの軽いミッションで来ていますので、たらい舟は諦めることにしました。

フェリーは時刻通り両津港に到着。バスターミナルの1番バス停で9:15発の佐渡金山行きに乗ります。
1日乗車券は1,500円で、佐渡金山を往復すればモトがとれます。乗車時間は1時間15分で、途中、のんびりした島内の風景を楽しみます。

佐渡金山に着きました。江戸時代に開発された「宗太夫坑」と明治時代に開発された「道遊坑」の二つの坑道があり、入場料1,500円で両方回れます。外気温は35度ですが、坑道の中は11度で、涼しいというより寒いくらいで、すぐに長袖を着ました。

江戸時代の労働環境の過酷さは印象的ですが、当時すでに海面より下まで掘り進んでおり、湧水を排出するためにアルキメデスが開発した人力揚水機などを活用していたことなどは興味深いです。

「道遊坑」はトロッコ電車の線路跡が残る、比較的整った坑道で、坑道の出口には当時使われた機械や、採掘により山が割れたように見える「道遊の割戸」の絶景が見られました。

金山を後にして、相川の循環バスに乗って「北沢浮遊選鉱場跡」へ行きます。
ここは金銀を一次的に摘出した鉱石を集めて、再度抽出するための作業を行ったエリアで、当時の遺構が風化して草に埋もれている姿は、何とも言えない哀愁、ものの哀れを感じさせ惹きつけます。


そこから徒歩で相川の街まで下り、「磯の家」で昼食をとり、「時鐘楼」が気になったので、再び坂を少し登って春町通り写真に収め、相川バスターミナルから1時間ほど路線バスに揺られて両津港まで戻り、予定通り16:25発のジェットフォイルに乗って新潟へ戻りました。
佐渡島はイメージよりかなり大きい島で、路線バスの本数が少ないなど島内の移動にも制約があるので、事前にしっかり調べて、出来れば1泊でくるべきだったなと思うのでした。
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