今日は引き続きチューリッヒ市内を散策します。
昨日、コインランドリーに行くために、市電・市バス24時間券を購入したので、路面電車に乗って街中を適当にぶらついてみることにしました。
COOPで朝食用のパンとジュースを買い、15番の市電でリマト川の河口Bellevue駅まで行き、橋の上から湖を眺めます。

そこから市電2番に乗り、さらに南下して終点駅のBagnhof Tiefenbrunnenまで行きました。駅周辺は特に何もないので、湖まで出て公園で朝食を食べます。野生のカモが次々寄ってきて、分前をねだります。平和です。どこかの国なら即カモ鍋になるところです。
市電4番に乗って、ホテルのあるCentral駅を通り越し、Schiffbau駅まで行きます。ネット情報で、この付近が再開発されて、おしゃれなショップなどがあるとのこと。南の方へ歩いて行くと、石造りの鉄道の橋脚の下にショップが並んでいます。レストランが集まった市場のような場所もありました。

再び市電に乗ってCentral駅方面に戻り、6番に乗って終点のZoo駅に向かいます。動物園に行くつもりはなく、高台で眺めの良いところはないかと思った次第ですが、Zoo駅付近には特にありません。途中の大学付近にそれっぽいところを見かけたので、折り返しの6番に乗り、ETH駅で降りて歩いていくと、「Polyterrasse」という展望台に出ました。街全体が見渡せて眺めが良いです。

坂を下り、再び15番に乗って河口へ向かいます。
市電は本数が多く、駅の間隔も狭いので、活用すれば市内観光が効率的でとても楽になります。
乗車・降車時の切符確認はなく、私服の係員が時々回ってきてチェックした時に、有効なチケットを持っていないと即100フラン罰金という「信用するからちゃんとやれよ」というシステムのようです。
Bellevue駅で下車して、リマド川西側のBahnhof通りを歩きます。重厚な石造りの建物にブランドショップがずらりと並んでいます。日本でいえば、銀座のようなところでしょうか。私たちはあまり興味がないので素通りして「リンデンホフの丘」に登ります。
大して高くない丘ですが、眼下に美しいリマド川の流れと市街が広がっいて、素敵な眺めです。

リンデンホフの丘の近くに、「Giacometti Hall」という素敵そうな場所をさとみんが見つけたので行ってみます。13:30頃に着くと門は閉まっていて、14:00〜17:00にフリーガイドツアーがあるとのこと。雨が降ってきたので、一旦ホテルに戻って14:30に出直すと、ちょうど係員がやってきて門を開いてくれました。警察署の一部ですが、ガツンとくる素晴らしい装飾がありました。

Master of Coloursといわれる芸術家Augusto Giacomettiが装飾したもののようです。10分ほどの鑑賞時間ですが、とても素晴らしいものを見せていただきました。
雨なので、部屋に戻ってゆっくりシエスタしてから夕食に出かけました。
明日からイタリアで本場のピザやパスタ、海鮮を食べられるので、今日はスイス料理にします。「N68」という店に行き、コロドンブルーとグリーンサラダ、ビールを注文しました。

コルドンブルーはグリンデルワルドでも食べましたが、ビールによく合います。途中、犬を連れたお客さんが入ってきて、犬は店内のテーブルの横でずっと座ってます。いろんな場面で遭遇しましたが、スイスでは人間と犬は、普通に一緒に行動してます。
N68は近隣の観光客でごった返している店に比べると、落ち着いて食事ができる良い場所でした。
また、宿泊した「Hotel Limmathof」は2つ星ホテルで、冷蔵庫やセーフティボックスはなく、部屋も狭めですが、物価の高い当地では割安で、中央駅や観光地、レストランも近くおすすめできます。
最後にスイスを総括すると、円安もあって物価は日本の2−3倍しますが(外食のパスタやハンバーガーが大体25フラン、4,500円)、お金さえ払えば、快適で質の良いサービスが受けられ、気持ちよく旅行することができます。食事も美味しいです。山岳リゾートをハイキングするなら6月下旬からで、天候次第なので余裕をもって来れると良いですね。今回は残念ながら天候に恵まれず、期待していた景色が見られませんでしたので、またいつか円高になるころに再訪したいと思います。
明日は、イタリアのナポリへ飛び、レンタカーでバーリまで移動します。
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