今日は念願だった登山鉄道でユングフラウヨッホまで登ります。
ルートは、地球の歩き方に記載されていたモデルコースを参考に、グリンデルワルド・ターミナルからゴンドラでメンリッヒェンに行き、絶景のパノラマハイキングコースを歩いてクライネ・シャイデックまで移動。そこから登山列車に乗ってユングフラウヨッホまで行く予定です。
朝起きると外は雨。天気予報通りです。上下レインウエアを着て出発です。まずグリンデルワルド8:16発の121Bバスでターミナルまで行き、メンリッヒェン行きのゴンドラに乗ります。待つ人もなく、2人でゴンドラを占有できましたので、雨ですが雲の切れ間から見える景色を写真に収めます。途中からは雨が上がり、視界も良くなりましたので気持ちが昂ってきます。
終点につきました。人は数名いるだけでガラガラです。

アイガーの写真を撮って、さあハイキングへ出発しようと案内板を見ると、クライネ・シャイデック方面の案内板がテープで覆われ、行き先にロープが張られています。んっ?どういうこと?
ゴンドラ降り場に戻って係員に聞くと、「積雪があってパノラマハイキングコースはクローズ」との返事。ガーン!!マジですか!
「クライネ・シャイデックまで行かないと登山列車に乗れないですけど・・・」と懇願すると、「一旦グリンデルワルド・ターミナルまで戻って、登り直すしかないね」とのことで、下りのゴンドラに無償で乗せてくれました。
ターミナルに戻りチケットオフィスで、「ハイキングコースがクローズでクライネシャイデックまで行けないから、ゴンドラのチケットをアイガーグレッチャー行きに変更してくれ。差額は出す」と説明しましたが、「新しいチケットを買うしかない」と取り合ってくれません。
チケット代は2人で154スイスフラン、28,000円。結構な金額です。でも、登山列車の予約時間もあり、他に選択は思いつかないので購入しました。
ゴンドラにはすぐに乗ることができ、20分ほどでアイガーグレッチャー駅に到着。我々の登山列車のチケットは、アイガーグレッチャー駅より一つ麓よりのクライネ・シャイデック発でしたが、係員に説明すると丁寧に案内してくれて、無事、登山列車に乗ることができました。
登山列車は右側の座席の眺めが良いとのことで、頑張って右側席を確保しましたが、アイガーグレッチャー駅から上は全部トンネルで、全く関係ありませんでした。
いろいろありましたが、ついにヨーロッパで最も高い駅、ユングフラウヨッホに到着しました。
雲は多めですが、雨は降っていません。名峰ユングフラウとメンヒが、雲の切れ間から顔を出したタイミングで写真を撮りまくります。本当に素晴らしい眺めです。
ユングフラウ

メンヒ

世界遺産のアレッチ氷河も雄大な眺めです。

スフィンクス展望台には氷の宮殿などの面白いアトラクションもありました。
ユングフラウを満喫し、登山列車でアイガーグレッチャーまで戻ります。ハイキングがキャンセルになったので、周辺を少し散策していると、一瞬、雲が切れて素晴らしい山肌が出現しました。写真では伝えきれませんが、壮大すぎて言葉が出ないくらいです。

ゴンドラに乗って麓まで戻ってきました。先ほどまでの荒々しい岩肌と対照的に、街の周辺は緑色で、こちらも絵になります。

日本のモンベルが宿のすぐ近くに出店しているので、宿に戻る途中で立ち寄って、自分土産のご当地Tシャツを買いました。日経新聞の「私の履歴書」に辰野会長が連載されていた時に触れられていたと記憶してますが、長きに渡りスイスと友好関係を維持・発展されているのは素晴らしいことだと思います。
今日の夕食は「Alte Post」というスイス料理店で、「コルドン・ブルー」というチーズを豚肉で巻いて揚げた料理をいただきました。付け合わせのフレンチフライとともにビールとの相性バッチリで、美味しくいただきました。

明日はマッターホルンを臨むツェルマットへ移動します。
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