アラ還夫婦の世界一周〜絶景とB級グルメの旅〜Day57

イタリア

今日はアマルフィからフェリーでサレルノに行き、電車でナポリまで移動します。

アマルフィ発9時のフェリーで、10時にサレルノへ到着し、駅まで徒歩10分で行き、10:40発の電車に乗る予定なので、とにかくフェリーが遅れないことを願います。

フェリーは9時ちょうどに出発しました。乗船時間が往路より長いのが気になっていて、乗ってからわかりましたが、この船は途中、港を3箇所経由してサレルノに行く便でした。いずれもアマルフィほど大きな街ではないですが、海岸のパラソルの数ではアマルフィよりも多く、それぞれの船着場では10名ほどが乗り降りしてます。ビーチでのんびりするなら、アマルフィやポジターノより良いかもしれません。

サレルノ到着は15分遅れの10:15。我々のスーツケースは一番奥だったので、下船できたのが10:20。電車の発車まであと20分です。間に合うはずですが、イタリアで初めての乗車なので少し焦ります。急足で駅まで歩き、なんとか無事、電車に間に合いました。

ナポリまではわずか37分の乗車です。途中しばらくの間、車窓からポンペイを埋めたヴェスヴィオ火山を眺められました。

ナポリ駅に着きました。今日のホテル「Best Western Hotel del Mile」は駅から5分ほどのところですが、歩いていくと、周辺の建物は薄汚れてきて、黒人や中東系の人種が増え、所在なさげにたむろしています。何事もなくホテルに着きましたが、昔の旅行を含めて、イタリアを旅した中で、あまり見たことのない景色です。事前に情報は確認していましたが、駅から西に伸びる大通りの北側は、そんな雰囲気のところです。

チェックイン時間はまだなので、ホテルに荷物を預かってもらい散策に出かけます。

まずはナポリピザを食べようと、人気店の一つ「L Antiga Pizzeria」へ行きました。

既にたくさんの人が待っています。番号札をもらい待つこと30分、番号を呼ばれ店内に入ります。ひとり1枚注文するのが基本のようなので、マルゲリータとマリナラのピザ、ペローニ(ビール)を注文。外の少し殺気だった雰囲気とは異なり、店内は質素ですが落ち着いて食事ができます。

ピザがやってきました。

生地はそれほど厚くないですが、表面カリッで中モッチリ。上品なトマトソースとたっぷりのモッツァレラチーズがのっています。これは美味い!!価格もなんと6ユーロで、比較するのもナンセンスですが、スイスの5分の1で断然こちらの方が美味いです。これぞ老舗人気店!B級グルメの真髄です。

いくら美味しくても食べる量には限界がありますが、ピザの耳の部分を残しながら完食しました。

お腹一杯になり、ピザ屋を出て地下鉄に乗り、観光名所が集まっているMonicipio駅に移動。最初に「ウンベルト1世のガッレリア」に向かいます。

見事なアーケードです。昔、ミラノのガッレリアを見て感動しましたが、こちらも素晴らしいです。余談ですが、東京の自宅の近くのアーケード商店街が、ミラノのガッレリアと姉妹提携しているようなのですが・・・う〜ん、同じアーケードですが見た目はかなり違います。

続いてヌオーヴォ城を見て、プレビシート広場から王宮を眺めながら、サンタルチアの卵城まで来ました。この辺りは海辺で陽射しが燦々と降り注ぎ、明るい雰囲気で、宿泊ホテル周辺のような雰囲気はありません。海岸道路沿いには高級ホテルが立ち並び素敵な街並みです。

暑い中を歩き疲れたので、地下鉄に乗って一旦ホテルに戻り、休憩してから夕食に出かけます。

昼のピザがまだお腹に残っているような感じですが、暗くなる前にホテルに戻りたいので、近場のレストラン「MOZZILLO」に行き、シーフードグリルとジェノベーゼパスタ、ビールと白ワインを注文しました。シーフードグリルは普通でしたが、パスタの方は、ジェノベーゼパスタといえば、普通バジルが入った緑色を思い浮かべますが、ナポリでは玉ねぎと牛すね肉が一緒に煮込まれた茶系のソースで、食べるのは初めてですが、ホロホロになった牛肉と玉ねぎの甘みが絶妙で、とても美味しいです。

満足してレストランを後にして、周りに気をつけながらホテルに戻りました。

明日はナポリからフランクフルトへ飛び、レンタカーでヴュルツブルクへ行きます。

コメント

タイトルとURLをコピーしました