ニューアーク空港発ポルト行きのTP212便は出発が遅れ、ポルト着は定刻より1時間半遅れの12時でした。ポルトガル航空のビジネスクラスは、ANA同様、座席がフラットになるので、快適でしたが、フライト時間6時間20分は寝るには中途半端です。
ポルトは坂道が多く石畳のため、空港からホテルまでUberで行きました。Uberが停車する場所は決まっていて、5分ぐらいで白いテスラやってきました。料金はホテルがオファーした空港シャトルの半額以下で14ユーロでした。
ホテルに到着して、チェックインまでは時間があるので、荷物を預けて昼食を食べに行きます。
地元料理「フランセジーニャ」を食べたく、有名店に向かいましたが休みだったので、近くの「Consultant de Mesa」という店に入りました。フランセジーニャはボリュームがあるそうなので、1つ頼んで2人でシェアし、周りも昼間からワインやビールを飲んでいるので、郷に入れば郷に従いビールを頼みました。
私の理解したところでは、フランセジーニャというのは肉とハムをパンで挟んでチーズを乗せてローストし、トマトとビールからなるフランセジーニャソースをかけたものです。
なかなか濃厚ですが、ビールとの相性も良く、なかなかイケます。
昼食後はホテルにチェックインして、シャワーを浴びて髭を剃ってから散策開始です。
まず、サンベント駅に行き、綺麗なタイル装飾「アズレージョ」を鑑賞しました。

日常使われる駅に、こんな素晴らしい装飾があるのは素敵です。
ちなみにサンベント駅周辺は工事だらけで、駅舎の入り口がよく分からず迷いましたが、下の写真が駅舎で、右下白い部分あたりに入り口がありました。

次はカテドラルSeへ行きました。建物も素敵ですが、ここから街が一望できる素晴らしい景色が広がります。
ドウロ川方向に道なりに行くと、ドンルイス1世橋です。路面電車と歩行者のみの橋で、ここからの風景はまた一段と絵になります。

ちょうど夕暮れ時だったので、沢山の人が集まり夕日を眺めています。ポルトガル人は「サウダーデ」、思慕、寂しさのような感情が強いそうで、夕暮れ時の雰囲気に、そのような気持ちが高まるのでしょうか。(一方で、音楽に合わせて陽気に踊っている人たちもいますが)

夕食は、ドウロ川沿いのレストランはどこも同じような感じで決めきれず、結局リビエラ地区の坂の途中にある「Consulta de Mesa」というレストランに入りました。ガーリックシュリンプ、タコのグリルとビール、ポートワインを頂きました。味は少し濃いめですが、エビもタコも美味かったです。酒代込みで54ユーロと、ようやくリーズナブルで美味い「B級グルメ」に出会えました。

帰りは登り坂になるので、Uberを呼びました。運転手はパキスタン人でポルトで6年働いていて、ポルトガルのパスポートが取れたら、自由に海外へ行けるようになるのでそれまで頑張るが、ずっとここに住むつもりはないと言っていました。
物価が安くて食べ物が美味しく、人も穏やかそうな日本のような国で、私は大変気に入りましたが、ビジネスチャンスという面では魅力がないのでしょうか。
明日はポルト観光2日目で、グレゴリス教会、ボリャン市場などを巡ります。
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