アラ還夫婦の世界一周〜絶景とB級グルメの旅〜Day46

今日はツェルマットから登山電車に乗ってゴルナグラートまで登り、マッターホルンをはじめとする4,000m級の山々を眺める、この旅の中でも楽しみの1日です。

ところが、、、天気予報は雨（涙）。それでも11時ごろに1時間ほど収まるという情報に期待して、とりあえず8:05発の登山電車に乗って出発しました。

ゴルナーグラート駅までは34分。途中、雨が収まりかけたので期待していると、再び風雨が強まり、ゴルナーグラート到着時には横殴りの風とみぞれです。たまらずチケット売り場の建屋に避難しました。暴風とみぞれ、あられは続き、マッターホルンは影すら見えません。結局2時間ほど建屋の中で待つことになりました。

一向に回復しない天気に少し気が滅入りましたが、途中から隣のベンチにいた日本人家族と旅談義が始まりました。聞けばアムステルダムにご夫婦で駐在されていて、今回は娘さんが合流されて車でスイスを旅行されているとのこと。いろいろなところを旅行されているようで、彼らは私たちの世界一周を羨ましいと言ってくれましたが、私たちこそ、彼らのようにヨーロッパに駐在して、休暇にヨーロッパ各地を旅行できるのが本当に羨ましい。人生のうちで一度ヨーロッパに駐在したかったな。お名前をお尋ねすることもなく別れましたが、楽しい時間をありがとうございました。

天気予報通り、11時ごろになって風雨が一旦収まってきたので、外に出ました。

マッターホルンをはじめ4,000m級の山々は雲に隠れてほとんど見えませんが、それでもゴルナー氷河をはじめ壮大な山々の景色が広がります。

マッターホルンを一目見たいと1時間ほど粘りましたが姿を現さず、再び天候が悪化し始めたので下山することにしました。

事前の情報収集不足で、もともとはゴルナグラートで散策した後、ハイキングしてツェルマットまで下山する計画でしたが、当地はまだプレシーズンで、上部のハイキングコースは閉鎖されていました。Riffelalp駅から下のコースは歩けるようなので、Riffelalp駅まで行って、そこからハイキングすることにしました。歩けばタダですが電車に乗ればお金が要ります。15分程度の乗車で1人46フラン、約8,000円。やっぱりスイスで遊ぶにはお金がかかります。

Riffelalp駅につきました。下車するのは私たちの他に2組のみです。小雨は降っていますが、カッパを着ているので大丈夫です。

高い山は雲に覆われ、高度が下がって木があるので、絶景というほどの景色には出会えませんが、よく整備されたハイキングコースで気持ちよく歩くことでき、当地の動物マーモットも見られ、2時間ほどでツェルマットまで戻ってきました。

部屋で一服した後、夕食は「Du Pont」というレストランに行き、チーズフォンデュをいただきました。

日本でチーズフォンデュを食べる時は、ソーセージなども入れますが、本場スイスの具材はじゃがいもとパンのみなんですね。チーズは思っていたよりもあっさりしていますが、塩味が強かったので、パンよりもじゃがいもの方が相性が良かったです。サラダ、ソーセージグリルも注文して、美味しくいただくことができました。

結果論ですが、この時期なら登山電車やゴンドラの予約は不要で、予報や当日の天候を見ながら動いても大丈夫でした。今回のスイスアルプスは時期が若干早過ぎたようで、ハイキングを楽しむなら6月下旬ぐらいからが良いと思います。

ツェルマットの宿「Hotel Butterfly」は、当地にしては比較的リーズナブルで、設備は整っており、駅や繁華街もすぐ近くでおすすめです。

明日は世界遺産の街ベルンへ行きます。