アラ還夫婦の世界一周〜絶景とB級グルメの旅〜Day52

イタリア

Day52はアルベロベッロからマテラ、パエストゥムを経由して、サレルノに行きます。

朝、出発前にトゥルッリを見納めに行きます。今日も青空の下、可愛いく並んでいます。

マテラまで70キロ、1時間強のドライブです。大きな街はなく、所々にトゥルッリがある、ローカルな県道のような道を走っていきます。

マテラに着きました。

Sassi(サッシ)と呼ばれる洞窟住居の街で、古びた砂色の建物が、丘の斜面にびっしり建ってます。水道も電気も無い、貧しい農民の住居だったようです。今は世界遺産に登録され、観光で賑わっています。

大聖堂の内装は、ステンドグラスはほとんどなく、フラスコ画や金色の装飾を多用した、少し変わった感じでした。

パエストゥムへ向かいます。あまりメジャーな観光地ではないですが、パルテノン神殿に匹敵する神殿などがある世界遺産ということで、行くことにしました。

190キロのドライブですが、途中、狭い山道を越える道を走る、なかなかタフなルートです。

パエストゥムに近づいても、観光地特有の賑わいはなく、静かな感じです。駐車場近くにあった神殿は、なかなかのものですが、パルテノン神殿に匹敵までとはいかず、「やはりそうか」と思いながらエントランスに向かうと、巨大な神殿が見えてきました。

入場料1人15ユーロを払って入場すると、左前にネプチューン神殿があります。

紀元前のギリシャの植民地時代に建設されたもので、大きさはパルテノン神殿の70m×31mに対し、60m×24mと若干小さいですが、柱や屋根台がほぼ揃っていて、邪魔なクレーンもありません。荘厳で美しいです。

神殿の中にも入れます。観光客も少ないので、気に入ったアングルを独り占め出来ちゃいます。

ネプチューン神殿以外にも2つの神殿と集会場やテルメ跡などがあって、素晴らしい場所でした。

車に乗ってサレルノに向かいます。途中から海岸線を北上するルート沿いには、日本のものよりかなり立派な「海の家」が連なっていて、イタリア人のビーチ好きを感じさせます。

サレルノは割と大きな都市で、夕方の帰宅時間に重なったこともあると思いますが、殺気だった車が沢山いるので注意が必要です。幸い、ホテル近くの青い線で示された路肩パーキングに停めることができました。日本では機会が減った縦列駐車が、ヨーロッパに来てから上手くなりました。

本日の宿は「Holiday Guest House」という名前なので、ペンションのようなところかと思っていたら、アパートメントで、事前にホストから送られていた手順に従って、多少まごつきながらも部屋に入ることが出来ました。

夕食は「mariterraneo」という店で、海鮮フリットとタラのラビオリ、スパークリングワインをいただきました。海鮮フリットにはソールフィッシュ、イトヨリとキスのような小さめの魚が入っていて、雑魚でもこうやって料理すれば美味しく食べられます。釣り師としては勉強になりました。タラのラビオリも良い味で大満足です。

明日は、ポンペイ観光です。

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