今回はセカンドキャリア探しについて書きます。
銀行を出る意思を固めつつあった頃、タイミング良く、セカンドキャリア研修の募集があり、参加することにしました。
研修は2カ月ほどの間、グループ会社の人材仲介企業に行き、座学で50代の転職環境や心構えなどを学び、求人側(企業)と求職側(個人)との引合せをサポートしたり、自分自身も複数の転職サイトに登録して、実際に転職活動をやってみるといった内容でした。
座学の中で印象的だったのは「キャリアアンカー」という言葉です。
キャリアアンカーは「仕事を選択する際に、自分にとって最も大切で、これだけはどうしても譲れないという価値観や自分の軸」というようなものになりますが、そのことについて意識すべきことに気付けたのは良かったです。
多くのサラリーマンが、自分の希望が必ずしも適えられない異動や転勤を受け入れていて、たとえ希望通りでなくとも、会社が引いたレール上で与えられた仕事・任務をこなしていれば、それなりの処遇が得られて落ち着くことを繰り返していると思います。
一方でセカンドキャリアは、上司や人事部でなく、自分で仕事を決めることが出来るのですが、自分で決めた経験が無いので、これが結構難しい。
その上、厳しい現実として、自分の希望条件を充足する転職先などはまず出てこないですから、不満が残る選択肢の中からセカンドキャリアを選ばなければなりません。
そこで重要になってくるのがキャリアアンカーになります。
自分のキャリアアンカーである、仕事を選択する上で、譲れないという価値観や自分の軸は何なのかをよく考え、優先順位の高い希望が満たされ、満たされない条件は許容できる範囲か否かで決めていく必要があります。
収入、勤務時間、仕事内容、役職・ポスト、企業名、業種、勤務地などの様々な判断材料を、自分のキャリアアンカーに照らし合わせて決めていくことになります。
私にとってのキャリアアンカーは、
仕事が面白いとこと
ライフワークバランスがとれていること
自分のスキルやキャリアが生かせること
であり、収入、業種、企業名などはあまり重要ではないことで整理が出来ました。
長くなってしまいましたので、続きは次の機会にしたいと思います。
コメント