退職時の支出リストラ(その1)

退職

33年務めた銀行から中堅メーカーへ転職した際、いろいろな手続きがありました。
一般的な退職手続きについては、ネット上に情報があふれていますので、ここではポイントを変えて、私にとっての発見や工夫したことについて紹介したいと思います。

今後の収入減に備えて、経常出費になる保険や携帯電話をこのタイミングで見直しました。

今回はまず、生命保険の見直しについて書きたいと思います。
皆さん、「払込済保険」って知っていますか?

私が26歳で結婚した時に契約した生命保険は、医療保険の特約付で65歳まで毎月約2万円の払込が続き、65歳までは、もしもの時に4,000万円の保険金が下りるものでした。

既に息子2人は社会人で巣立っており、私に何かがあっても、妻の老後資金程度は貯蓄+退職金等で何とかなりそうな状況で、とりあえず健康なので毎月2万円を払い続けるのは非常にもったいない話です。
一方で病気に備えて医療保険は残しておきたいので、生命保険会社に保険の変更を相談しました。

契約中のA保険会社に要件を伝えて、最初に提示されたプランは、65歳までの死亡保険特約4,000万円を外し、終身で死亡時に保険金が約350万円もらえて、相応の医療保険がついたもので、毎月の保険料は約6千円でした。
要は医療保険の保険料が毎月6千円ということですので、ネット保険の医療保険と比べると割高な保険料になります。
そこでA保険会社に「医療保険はネット保険に切り替えるので、生命保険を解約して欲しい」と申し入れると、「払込済保険というものがあるので、検討してみては」という提案がありました。

「払込済保険」というのは、毎月の保険料支払が無くなり、既に払い込んだ保険料の一部が、契約当時の予定利率で運用されるうえに、死亡・高度障害時には相応の保険料が支払われるというものです。
終身保険の契約は、毎月2万円の保険料は無くなり、現時点で約350万円の解約金相当額が、当初契約した1992年当時の年利5.5%の利率で運用されて増えていき、保険についても終身の死亡・重度障害の保険金が約1,000万円になるものでした。
今どき元利金保証で5.5%で運用される金融商品なんてありませんので、迷わず申し込みを決めました。

なぜ最初から払込済保険を提案してくれなかったのか?
また、払込済にせず、全ての特約部分(4,000万円部分、医療保険など)を解約して外し、終身の死亡保険だけを続ければ、今後、毎月支払う2万円の保険料も5.5%で運用できて、もっと良かったのではないか?
などの疑問点は残っていますが、とりあえず将来に備えた切り替えが出来たと思っています。

医療保険に関しては、やはりネット保険が安く、私の条件ではチューリッヒ生命が保険料最安で、口コミによれば対応も問題なさそうでしたので、契約しました。

次回は携帯電話について書きたいと思います。

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