セカンドキャリア探しの続きです。
銀行を出ることは決めていましたので、私の場合、セカンドキャリアを探す方法は2つありました。
1つは銀行の斡旋先に行くこと、もう1つは自力で探すことでした。
良い転職先が見つかればどちらでも構わないと考えていましたが、セカンドキャリア研修の中で、自分の履歴書、職歴書を作成し、ビズリーチやDODAなどに登録して転職活動を行うプログラムがありましたので、ひとまずやってみました。
当時56歳で一応の部長や海外支店長の経歴もありましたが、資格としては普通免許ぐらいしか持っていません。そんな私に来る求人は、タクシーの運転手か清掃員ぐらいで、まずは厳しい現実を知らされました。
それでも求人情報に応募したりして活動を続けていると、いわゆるヘッドハンターから個別に連絡が入ってきます。私はヘッドハンターとの面談が始まる前に銀行による斡旋の話が進んだため、実際に会って相談するところまでいきませんでしたが、研修に参加していたメンバーの中で、何人かは良いヘッドハンターに巡り合い、スキルや希望に沿った転職候補先の紹介やアドバイスや受けることが出来ていました。
シニアは普通に転職サイトに登録しただけでは、気に入る転職先を見つけることは難しいので、より条件が叶う転職を希望するなら、良いヘッドハンターと巡り合うのがキモだと思いました。
金融関係の転職サイトではJACの評判が良かったです。
研修には求人企業に求職者を紹介する業務のサポートもあり、求人企業の目線で求職者が登録した情報を見る機会がありました。その時に以下のような印象を持ちましたので、転職サイトを利用する際には注意が必要です。
・情報登録が雑なものはコンタクトしようとは思わない
・求職情報のチェックは、登録して間もない情報が対象で、通常検索対象は、登録・更新後1週間程度で、求職者の少ない地方の求人案件で1カ月ぐらいまで。従って求職登録は放置しないで適宜アップデートする必要がある
私の転職に話を戻しましょう。
昔と違い、依頼件数は随分減ってしまったようですが、取引先から銀行に人材派遣の要請があると、大体51歳を越えたシニアな人材から選ばれ、面接等を経て出向することになります。
私には業歴のある中堅メーカーへの出向の話がありました。
出向までの待機所のような環境に倦厭感を感じていましたので、あまり深く考えることなく行くことを決めました。
実際に新しい職場に行ってみなければ自分に合うかどうか分からない、という考えでもありましたので。
当時56歳で、65歳まで9年働くつもりで選択したセカンドキャリアでしたが、結果的には3年で辞めることになりましたので、この決断はハズレだったかもしれません。
ただやはり、実際に働いてみないことには、どんな職場か判らないということは言えると思います。
何が想定外だったかは、いつか時効になった頃に書きたいと思います。
コメント