アラ還夫婦の世界一周~絶景とB級グルメの旅~その2:旅のプランニング1

世界一周

さて、世界一周をやるぞと決めたので、次は旅のプランニングです。

ワタクシは大学3年に中国、4年にオーストラリアをそれぞれ1カ月ほどバックパッカーで旅したことがあります。

また、社会人になってからは、アジア中心ですが20年ほど海外駐在をしていて、その間に、欧米やオーストラリア、カナダなどでレンタカーを借りて2週間ほど旅したことが何回かありますので、そこそこ個人旅行を企画するリテラシーはあると自負しています。

しかし、世界一周となるとさすがにスケールが違います。

まずは行きたいところを大まかに書き出してみました。

休暇のスタートはハワイでゆっくり過ごして、20年前に行って良かったヨセミテ国立公園でハイキング、

憧れの西海岸の国道1号線を南下してそのままロスを抜けて内陸に向かい、ラスベガスに寄った後、グランドサークル(キャニオン)の絶景をじっくり見て回る。

そこからトロントへ飛んでナイアガラの滝を見て、まだ行ったことのないNYへ行き、その後フロリダのリゾートにも滞在したい・・・

そんな感じで旅のイメージを組み立てていたら、あっという間に100日を越えて200日に達する勢い(笑)。

退職して時間が出来るとはいえ、円安もあってお金は相当要るし、体力の不安などもあります。

そこで、マチュピチュなどの南半球は、南半球が夏になって旅行しやすくなる日本の冬の季節に、

東ヨーロッパも秋の良いシーズンに、それぞれ別枠で後日行けたら行くことにして、第一弾の世界一周は4-6月の90日程度に絞ることにしました。

日数を抑えるために(退職で時間に余裕があるはずですが、笑)、過去に行ったことがある場所は基本的に外して行き先を絞り、スターアライアンスのサイトでフライトをチェックしながら、日本→アメリカ→カナダ→ポルトガル→スペイン→フランス→エジプト→ギリシャ→スイス→イタリア→ドイツ→日本のルートで全行程90日のステキなスケジュールが出来上がりました。

「なかなかこんな壮大な計画を作れる奴はいないよな」と鼻を膨らませながら、早速、子供が夏休みの工作を親に見せる時のように、少しドキドキしながら旅のパートナーである さとみんにプレゼンしたところ、

  • 私の美容院はどうするの?1カ月経つと白髪だらけになっちゃうんですけど。
  • 移動ばっかりで慌ただしい。私は暮らすように旅がしたいのよ。
  • 洗濯のことも考えてる?
  • 3か月なんて・・・私は不安だわ。

かなり冷ややかな反応が返ってきました・・・

「今回の世界一周は、我々にとって冒険であり、一生の思い出になる」・・・そんな感じで私のほうは高ぶる気持ちでいましたが・・・そうですよね、

快適主義者のさとみんにとって、「冒険」なんて言葉は響かず、かえって悪い予感がするだけでしょう。

仰る通りで、長期間になれば美容院も洗濯もしっかり考えなければなりませんし、

アラ還の私たち夫婦にとって、移動ばかりの旅は疲れを溜めそうです。

もともと、私は行きたいところをあれこれ詰め込み過ぎる傾向があります。

今回も当初プランでは、例えばスペインは、マドリードからレンタカーで南下してアンダルシア地方を回り、そのまま東海岸を北上してバレンシア、バルセロナを経由してフランスへ入り、トゥールーズでエアバスの工場見学をして、ボルドーのワイナリーを回ってから再びスペインへ戻り、バスク地方のサンセバスチャンで美食を楽しんでからマドリードへ戻るプランで、1日に500キロぐらい走る日が何日もありました。

かつて、カナダのバンフからバンクーバーまでや、オーストラリア西海岸のパースからモンキーマイアまでの8-900キロを1日で走り、思いがけない絶景に出会った経験もありましたので、今回もそんなガイドブックに載っていない、名も無いステキな風景に出会いたい・・・そんな思いもあって走り回るプランを立てていましたが、その頃に比べれば歳もとり体力も落ちていますからね。。。

あまり無理をしないよう行き先を更に絞り込み、車による移動距離も抑え、日本人スタイリストの居る美容室を探したうえで、改めて全行程72日間のプランを作成し、さとみんから渋々の了解が得られたのでした。

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