縄文杉ツアーのホテルピックアップは午前4:38分でした。これでも一番最後で、宮之浦泊だと更に30分ほど早くなります。バスに乗せられて、まずはスタート地点の荒川登山口に到着します。
スタート地点でガイドによるグループ分けがあります。
我々は夫婦2名での参加でしたので、ガイド1名を含め7名のグループに入りました。もちろん全員初対面で、メンバーの山の経験や体力は不明ですが、ある程度レベルを合わせてグルーピングがされているようです。
我々55歳の夫婦のほかに同世代の母親の親子がいて、他と比較すると明らかに高齢なグループです(笑)。
それに合わせてだと思いますが、経験豊富で優秀なガイド、日高さん(屋久島には日高姓が多いそうです)がついてくれたのは大変有難かったです。
6時ごろ出発し、最初の8キロはトロッコ電車の軌道跡を歩きますので、足場もよく大自然の中を気持ちよく進んでいきます。

ガイドの日高さんが面白いネタを話しながら、参加者の体力に合わせて適切なスピードで歩いてくれるので、登りですが、この区間はあまり疲れを感じることはありません。


軌道跡の終わりから2.5キロほどは割と険しい登りが始まります。岩や大木を迂回しながら、急こう配の狭い道を進みますので、ここで残念ながらリタイアする人も結構いるようです。
レベル感としては高尾山を麓から山頂までバテバテにならずに登れる人ならクリアできると思います。参考までに全行程について言えば、休みながらも10キロ走れる人なら走破出来、ハーフマラソンを休まずに完走できる人なら、余裕をもって楽しめるとレベル感かと思います。
急こう配の途中にある少し開けた場所で10:30頃に食事タイムとなりました。
屋久島山荘で準備してくれたお弁当を広げると、ガイドの日高さんが味噌汁を作ってくれました。
フツーの味噌汁ですが、本当に美味しかったです。
さて、腹ごしらえを終えてもう少し進むと、いよいよ念願の縄文杉とのご対面です。
保護のために間近まで近づくことは出来ず、少し離れたテラスから見学することになりますが、何とも言えない神々しさ、威風堂々とした雰囲気が漂っています。

左右にも撮影ポイントがあり正面とは違った姿を見ることが出来ます。
飽きることなく様々なアングルから激写です。

沢山写真を撮って一服したら下山開始です。
最初の急斜面は注意深く気をつけながら進み、トロッコ電車の軌道までたどり着くとホッとしました。でもまだ8キロ残っています。少し疲れはありますが、達成感もあり足取りは軽いです。
気持ち良く下っていき、16時過ぎに出発地点に戻ってきました。無事完走です。

雨の多い屋久島ですが、天候に恵まれて道中はずっと晴れていて、ガイドさんによれば 「120点の天候」だったようです。
翌日は、ガイド無しで、もののけの森と太鼓岩に登る予定なので、その話をガイドさんにしたところ、
「今日の最後の2.5キロの急斜面の距離が伸びたような感じになるから、気を付けるように」とアドバイスを受けました。後述するように、その言葉通りの行程でした。
心地よい疲れで帰りの車で爆睡し、屋久島山荘に戻ってゆっくり風呂に入った後、前日とは違う居酒屋へ行きました。こちらの店名も忘れてしまいましたが(笑)、カメノテとか珍しい海のモノが食べられて美味しかったです。
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